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SWELL×Figmaでホームページ制作!作り方をデモサイトのデザイン・CSSで解説

2025 12/19
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お役立ち記事
2025.12.20

本記事では、有料WordPressテーマ「SWELL」×Webデザイン制作ソフト「Figma」を組み合わせて、Webサイトをどのように制作しているのか解説いたします。当事務所の制作フローに基づき、一見分かりにくい「ホームページ制作」の裏側を紹介するものです。

こんな方におすすめの記事です
  • ホームページ制作のご依頼を検討いただいている方
  • これからお仕事でWeb制作を始めたい方
東城

「工場見学」にお越しいただいた気持ちで、ぜひ最後までお楽しみください。

INDEX

実際のデモサイト紹介

まずは、SWELLとFigmaで制作した実際のデモサイトをご紹介いたします。

※縦長になりすぎるので、画像は途中までです。
実際のデモサイトを見る

上記のデモサイトは「士業事務所」を想定したものです。
全体的にシンプルで落ち着いたデザインで、誠実さを感じさせるものにしています。

工夫したポイント
  • 配色は青をベースに、明度差をつける程度で統一感を出す
  • レイアウトは整然とさせ、枠線などの装飾は極限まで減らして信頼感を強調
  • フォントは真面目なビジネスの印象を強める「源ノ角ゴシック」
  • シンプルな背景や簡単なアニメーションをつけて、単調にならないように工夫

SWELLの機能を使う前に「BtoBで信頼される情報の見せ方」を意図していることが分かるかと思います。

実務で通用するデザインの水準

「SWELLはカンタン」「誰でもすぐ綺麗なサイトが作れる」と紹介されることが多いです。

とはいえSWELLが「(個人ブログではなく)法人向けのWeb制作サービスとして提供できる品質か」という点は、多くの方が気にされる部分だと思います。

東城

答えとしては、SWELLテーマの標準機能(+推奨プラグイン)だけでも業務品質は実現できます。

しかし、実務で通用するレベルのサイトを構築するには、SWELLを使う以前の「情報設計・丁寧なデザイン」が欠かせません。「SWELLの操作がカンタン」なのは確かですが、「SWELLを入れれば誰でも良いWebデザインができる」は誤りです。

よいWebデザインを作るための基本
  • 情報が整理され、サイト設計や優先順位がわかりやすい
  • レイアウトや余白が整っている
  • フォントが設計されている
  • ブランドカラーやロゴマークが適切に扱われている

こうした基本が整っていないサイトは、どうしてもサービス自体の品質まで低く見えてしまいます。

SWELLはとても扱いやすく、コードを書く量も通常のサイト制作と比較すれば大幅に減らせます。デザインの基本を積み重ねて丁寧に作れば、非常に上品に仕上がってくれるWordpressテーマですが、「簡単だからこそ、差がつきやすい」と理解していただければ幸いです。

Web制作の大まかな流れ

当事務所では、次の手順でWeb制作を進めています。

Web制作の流れ
  1. 要件定義・サイト構造の設計
  2. サーバー・ドメイン契約
  3. WordPressインストール・テーマ導入
  4. サイト高速化、SEO等の基本設定
  5. Figmaでのデザイン制作
  6. WordPress環境への反映(SWELLでの実装)
  7. スマホ版の最適化
  8. テスト・最終チェック・公開

デザインに関しては、最初からSWELLで作るのではなく、まずWeb制作ツールである「Figma」を使ってデザインしています。Figmaはゼロから自由にデザインレイアウトが作れるソフトウェアで、Web制作に特化した機能がたくさんあります。

デザインと実装を同時にする方が速そうなのに、なぜ?

東城

一旦「SWELL」の枠を外すことで、デザインアイデアの幅を広げ、より良いものを作るためです。

いきなりSWELLを触ってしまうと「SWELLの機能でカンタンに実現できる範囲」に思考が制限されてしまうので、まずは枠を外して、何もない状態からデザインを考えていきます。

Figmaでのデザイン制作

実際のFigma画面をお見せします。

画面上に枠のサイズやガイドが出てきて便利
こんな感じで操作できます

余白の広さやブランドカラー、見出しや本文のフォント・色・サイズなど、何度も出てくる要素はFigmaに設定を登録することができます。

東城

「ここは本文だ、文字サイズはいくつだっけ?」「この要素の余白は何pxだったっけ?」と思い出さなくて良いので便利です。

ちなみに、Figmaの新規ファイルを開いて最初は「マジで真っ白」です。デザイナーは、本当の白紙からデザインを考えています。

SWELLでデザインを再現する

一通りデザインができた後、「これをSWELLで再現するにはどうしたら良いか?」と考えたり調べたりしながら、実装します。

いよいよ「FigmaのデザインをSWELLのブロックでどのように再現するか」の例を紹介していきます。

東城

あくまで私の行った方法ですので「これが絶対の正解」とは言えませんが、参考にはなるはず。

ファーストビュー

外観>カスタマイズ>トップページ>メインビジュアル

から、最上部の画像を設定しています。PCとスマホで別の画像を用意します。

画像自体には「無料相談はこちら」のボタンは描かれていません。実際に押せるボタンは「ブログパーツ」で設定しています。

ボタンを置くだけなので、めちゃめちゃシンプルなブログパーツです。PCとスマホで表示させたい位置がだいぶ違うので、SWELL標準機能でPC/SP表示を切り替えています。

このままでは思い通りの位置にボタンが配置されないので、

外観>カスタマイズ>追加CSS

にCSSを書いて位置を調整します。

@media (min-width: 960px) {
.mv-btn {
 position: absolute;
 top: 9vw;
 width:35vw;
}
}

@media (max-width: 960px) {
.mv-btn {
 position: absolute;
 top: 28vw;
 width:92%;
}
}

CSSクラス名の「mv-btn」は、ブログパーツでSWELLボタンを選択した状態で「高度な設定」から付与しています。topとwidthの値が中途半端な気がしますが、試行錯誤の結果、この数値と単位ならデバイス幅に左右されずにデザインを再現できたものです。

フルワイド背景+カード型レイアウト

ここは実際のデモサイトとWordpressの編集画面でかなり見え方が違いますね。

「フルワイド」ブロックには背景写真を入れて、オーバーレイでブランドカラーの青色を薄くかけています。

特徴一覧カードは「リッチカラム」ブロックで作っています。

SWELLの機能(右側のカスタマイザー)で、ブロックごとにパディング(隙間の大きさ)や揃え位置が指定できるので、後で書くCSSの量が激減します。

外観>カスタマイズ>追加CSS

特徴一覧のカードデザインとして、白背景や角丸、ドロップシャドウを指定します。これも超シンプルなコードですね。

.feature {
	background-color: #fff;
	box-shadow:0px 4px 4px rgb(0, 0, 0, 0.2);
	border-radius: 20px;
}

box-shadowだけ若干複雑ですが、「影を右にずらすpx(0px)」「影を下にずらすpx(4px)」「影のぼかしpx(4px)」「影の色・不透明度(RGBすべて0=黒、20%)」の順です。

CSSクラス名「feature」は、それぞれのカード(=各「カラム項目」ブロック)の「高度な設定」に書きます。

アニメーション

標準機能が豊富なのでプラグインが少なくて済むSWELLですが、こちらのデモサイトではアニメーション機能のために、プラグイン「Blocks Animation: CSS Animations for Gutenberg Blocks」をインストールしています。

「フルワイド」ブロック全体にアニメーションを設定することで、ページをスクロールするごとに、コンテンツ全体がフワッと出現するようにできます。

ユーザーが見たときには無意識に収まる程度のアニメーションですが、これがあるとないとで、結構印象が変わると思います。特に、今回のようなシンプルな見た目のサイトでは、ぱっと見を寂しい印象にしない効果が大きいです。

なお、左側の「リストビュー」で「フルワイド」ブロックばかり並んでいますが、管理効率を考えると、TOPページの要素は全て「フルワイド」ブロックで囲ってしまうのが楽だと思います。

お問い合わせフォーム

「お問い合わせフォーム」もSWELLだけでは賄えないですが、非常に重要な機能なので「Contact Form 7」プラグインを使って設置しています。

「Contact Form 7」で自動出力されるフォームのデザインは、何もしなければ以下の形で、非常にシンプルなものです。

流石にこのままでは良くない

このデザインはSWELLの機能ではコントロールできないので、自分でCSSを書いてデザインを作っていく必要があります。なので実は「お問い合わせフォーム」デザイン用のCSSが最も長いです(といっても50行くらいですが)。

.wpcf7 input:not([type=checkbox]):not([type=radio]):not([type=submit]), .wpcf7 select, .wpcf7 textarea {
 width: 100%;
 border-radius: 8px;
 background-color:#fff;
 margin-top:.5rem;
}

.wpcf7 input:not([type=checkbox]):not([type=radio]):not([type=submit]):focus-visible, .wpcf7 select:focus-visible, .wpcf7 textarea:focus-visible {
 outline: 1px solid #ccc;
}

.wpcf7 form p {
 margin-bottom: 20px;
 font-weight:700;
}

/*入力欄*/
::placeholder {
 color:#ccc
}

/*「必須」文字*/
.CF7_req{
 font-size:.8em;
 padding: 4px;
 background: #426EB5;
 color: #fff;
 border-radius: 3px;
 margin-right:.5em;
}

/*「任意」文字*/
.CF7_unreq{
 font-size:.8em;
 padding: 4px;
 background: #aaa;
 color: #fff;
 border-radius: 3px;
 margin-right:.5em;
}

/* 「送信する」ボタン */
.wpcf7 .wpcf7-submit {
 border: none;
 background-color: var(--color_main);
 color: #fff;
 border-radius: 40px;
 padding: 12px 38px;
 box-shadow: var(--swl-btn_shadow);
 transition: box-shadow .25s;
 width:100%;
}

.wpcf7 .wpcf7-submit:hover {
 box-shadow:0 4px 12px rgb(0 0 0 / 10%),0 12px 24px -12px rgb(0 0 0 / 20%);
}

このCSS調整は、実際にCSSが反映された後のページで「デベロッパーツール(検証ツール)」を開き、どのクラスがどう干渉しているのか探しながら試行錯誤をする必要があります。

東城

私はグラフィックデザインから入った人間なので、この「検証ツール」を初めて開いたときは、「ジ・エンジニア」みたいな感じが正直怖かったですね。

紹介しきれていない部分もかなり多いですが、なんとなくSWELLでのWebサイト作りの雰囲気が伝わっていれば幸いです。

どうしても再現が難しいデザインもある

ちなみに「どうやったらSWELLでデザインを再現できるか?」と、しばらく考えたり調べたりした結果

東城

このデザインを正確に実現しようとすると、プラグインを入れる必要があるのか…。それだとサイトが重くなるので、少しだけデザインを変更するほうが、長い目で見たら良いな。

といった事情で、Figmaで作ったデザインから少しだけ変更することもあります。

Webサイトは印刷物と違って、数値やルールやデバイスでかなり「型」が決まっているので、どうしても実現できない・実現しようとすると時間やお金がかかる・リスクの高い方法を取らなければいけない(1文字でも間違ったらサイトが見れなくなるような重要ファイルを編集する必要がある)、などということもあります。

そこまでするよりは、印象があまり変わらない範囲でデザインを変えてしまう方が、早いし安いし安全だし、後々の更新も楽になります。

SWELLのメリット、Figmaとの相乗効果

SWELLを実際に触っていて、特に感じる利点は以下のとおりです。

SWELLのメリット
  • SWELL独自の機能が充実しており、自由度が高い・再現しやすい
  • 基本機能で大体足りる=プラグインが減る=動作が軽い
  • 基本機能+推奨プラグインのみで内部SEO対策ができる
  • 読み込み最適化機能などがあり、ページの表示スピードが速い
  • ユーザーが多いので、不明点は検索すると出ることが多い
  • どうしても困ったら、ユーザーフォーラムで開発者の方に質問できる
  • 買い切り型で、複数サイト制作可能
東城

細かく書くとキリがないくらい、基本機能だけでも充実しています。

また、Figmaと併用することで起こる相乗効果は以下のとおりです。

Figmaとの相乗効果
  • 繰り返し使用するパーツ(コンポーネント)を管理しやすい
  • CSSで指定するサイズやカラーコードがすぐ表示され、コーディングが楽
  • デザイン制作ソフトでの表示と、実際のブラウザでの差が小さい
  • 画像書き出し&命名→メディア登録がスムーズ

SWELL×Figmaの併用で、従来 Adobe IllustratorやPhotoshopで行っていた工程と比べ、スピードや再現性が大幅に向上しています。

SWELL×Figmaで「ローコード×高品質」を実現しよう

SWELLは、専門的知識が必要となる「コーディング」を減らしながら、クオリティの高いサイトを構築できる優れたテーマです。

かなり機能が豊富で操作が簡単なので、ついつい「SWELLの機能で簡単にできるデザイン」を作りたくなってしまいます。その枠を外すためには、まずFigmaで白紙からデザインを設計するのがおすすめです。

Figmaでデザインが出来上がった後、SWELLの標準機能で構築しつつ、CSSで見た目を調整すれば、制作業務として形にできるレベルのWebサイトが作れます。

買い切り型なので購入ハードルは若干ありますが、SWELLが気になる方はまず公式サイトをご確認いただくのが良いと思います。

東城

公式サイトではかなり詳細な解説があるので、操作感や機能をより具体的に確認できます。

WordPressテーマ「SWELL」公式サイト

Web以外のデザインも同時に承ります

当事務所では、Webサイト制作だけでなく、印刷物、ロゴ、スライド、漫画、イラスト制作などもワンストップで対応しております。

東城

担当者は常に私ですので、別業者ごとに説明せずに済み、コミュニケーションコストがかなり下げられるかと思います。

複数のクリエイティブ領域を横断して制作を進めることで、デザインに一貫性が生まれ、貴社の管理工数の大幅削減が可能です。さまざまな制作物をどこに頼むかお悩みの際は、ぜひBUNデザイン事務所にお任せください。

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東城 優花

BUNデザイン事務所

グラフィック/Webデザイナー・漫画家・イラストレーター。
デザイン専門学校を卒業後、教育系ベンチャー企業、デザイン事務所でのデザイナー・アートディレクター勤務を経て独立。
1993年生まれ。夫と二人暮らし。ヘヴィメタル音楽が大好き。

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